かつみ君のカラダの事情

挿絵:水城吹雪 homepage : http://homepage3.nifty.com/hubuki/ ※リンク切れ

放課後の生徒会室。生徒会長速水かつみは副会長の萩原健史と居残っていた。
健史は昨晩のかつみの変貌をもう一度確認したくて、かつみにレモンの蜂蜜漬けを勧める。
「かつみぃ、ちょっと休憩しないか?ほれレモンの蜂蜜漬け、食うか」
「何言ってんだ、健史。昨日もあんまり仕事が進んでないんだから、今日はその遅れを取り戻してだな、、、」
「気分転換も大事だって。ほれっ」
健史はかつみの口にレモンを放り込む。

「すっぱ!」
レモンの刺激がかつみの大脳の頭頂葉に伝達される。宇宙人により全身にメタメトキシキラル細胞と下腹部にシドロモチルドロゲン抗体を埋め込まれたかつみは美少女として生まれ変わった。そしてレモンを食べる事でその美少女としての姿を現すのだ。

メタメトキシキラル細胞により、小脳内に形成されてしまったジリジトキシ器官から脊髄神経を経由してシドロモチルドロゲン抗体に電気信号が送られ、シドロモチルドロゲン抗体はジフェニルドロゲンを放出して来るべき変化に備える。

一方、レモンに含まれているビタミンCとエリオシトリンが食道を通して胃に到達すると、エリオシトリンは1、4パラミラールメトゲンとハイドロシトリンとに分解する。ハイドロシトリンは胃中の血管を通り、かつみの体内を駆け巡る。そして胸部のメタメトキシキラル細胞の密集部分において、ハイドロバイミナール反応を起し、シトリン3酸化錯体を形成する。その時、副産物として生成する二酸化炭素が細胞内の細胞質の許容量を超えて発生するため、細胞は膨張を開始する。その結果、かつみの胸はゆっくりと膨らんで行くのだ。シトリン3酸化錯体はその際、細胞膜とシトラール結合で結ばれる事により、細胞膜の強度を増し、膨張する胸が破裂するのを防ぐのだ。

「 う、やっぱり昨日のアレは、、、夢じゃなかったんだ。」

親友の変化に健史は息を飲み、興奮により健史の視床下部よりテストステロンが分泌され血中の濃度が上がる。

「あ、あれ、、、」

ジリジトキシ器官の活動により、分泌されるプリミールホルモンにより、かつみの大脳と脳幹の活動機能は低下し、その結果、思考力や判断力と運動能力が大幅に低下する。さらにメタメトキシキラル細胞により活性化されたビタミンCは、メラニン色素の生成を阻止するため、シミ、ソバカスの形成を防止する。この為、かつみの肌は白く、きめ細かく、美しく変化するのだ。更に、ビタミンCとシトリン3酸化錯体が酸性雰囲気下で反応する事により、コラーゲンが形成され、お肌にうるおいを与えると共に、すっかりできあがった形の良い乳房の手触りを極上のものにするのだ。

「く、くるし、、、」

「大丈夫か、かつみ。」

健史は手早く、かつみのカッターシャツのボタンを外す。
弾けるように胸が開放され、かつみは大きく息を付く。健史は目前で揺れる乳房に心を奪われ、健史の精巣は猛烈なスピードで5αジヒドロテストステロンを生成し、精母細胞が活性化する。

「なんだか、熱い、、、はぁ」

悩ましげな吐息が、健史の心を揺さぶり、脳幹網様体の働きを抑える。そして理性を司る大脳新皮質の働きを低下させ、本能や情動を司る大脳辺縁系の抑制を外してしまう。

かつみの下腹部に埋め込まれたシドロモチルドロゲン抗体が生み出すジフェニルドロゲンが1、4パラミラールメトゲンと反応し、水とジフェニルドロゲノールメトゲン中間体と1、4パラミラールを形成する。1、4パラミラールはシドロモチルドロゲン抗体を刺激し、副腎皮質刺激ホルモンとアドレナリンを分泌するのだ。ジフェニルドロゲノールメトゲン中間体はかつみの男性器の根元に形成されてしまったジリジトキフェニルアニール器官を刺激して、男性器の収縮を引き起こす。その際の猛烈な痛みを緩和する為に、さらにノルアドレナリンとドーパミンとセロトミンが分泌される。その内、ドーパミンの分泌が最も多いため、かつみの性的好奇心が猛烈に刺激されるのだ。

「お、俺、、、なんか、変?」

股間をまさぐっても男性器が見当たらない。しかし、プリミールホルモンにより機能が低下したかつみの大脳はその事実の持つ意味をなかなか理解できない。とまどいと憂いを帯びたかつみの瞳が、健史の心を更に惹きつける。

「かつみっ!俺!」

体を引き寄せられ唇を奪われるかつみ。行動を起してしまった事で健史の本能に更に火がつき、アンドロステンジオンを分泌する。その結果健史の陰茎深動脈より大量の血液が陰茎海綿体に流れ込み、怒張を開始する。

一方、メタメトキシキラル細胞の活性化により性感が高まっている克己はうっとりとキスの快楽に身を任せてしまい、自らの危機に全く気がつかない。健史はかつみの胸を優しくもみしだく。

「あ。あん」

胸部への物理的刺激により、メタメトキシキラル細胞の密集部分でのハイドロバイミナール反応が加速し、胸がますます大きくなり、熱を帯びる。そして体温が上がる事により、下腹部で起こっていたジリジトキフェニルアニール器官の活動が最終段階に入るのだ。ジフェニルドロゲノールメトゲン中間体は周囲の円柱上皮細胞を変質させ、大陰唇と小陰唇と膣前庭と膣口と会陰部とクリトリスと処女膜を形成するのだ。その際に副産物として生成するアニルドロトゲンが分解して快感物質フェニルエチルアミンに変質する為、かつみの女性器は大量のバルトリン腺液を放出し男を受けいれる準備をする。

「かつみ、、、いいかな?」

健史の陰茎からもリトル腺液と尿道球腺液が分泌されぬらぬらと黒光りする。

しかし、それを間近で見てもドーパミンにより支配されているかつみは性的好奇心を制御する事ができず、結果、健史の提案に抗えない。かつみの本能が彼の手を動かし、かつみは自分でズボンとパンツを脱いでしまう。机の上に座るかつみの瞳が媚を帯びる。

「き、きて、、、健史」

もはや完全に発情したメスと化してしまったかつみには自分を止める手段はもうないのだった。

「ああっ!い、いくー!」

絶頂を迎えるかつみの体内に放出される健史の精液。
すっかり放心し、分泌されたメラトニンとプロゲステロンと甲状腺ホルモンによる気だるい幸福感がふたりを包む。
自然に唇を重ねるふたり。
健史の重みがかつみには気持ち良い。
健史の精液に含まれていた梅毒スピロヘータが、ジフェニルドロゲノールメトゲン中間体をベータドロゲノールサノ中間体に変換させ、体内での女性化反応を停止させ、逆反応が進行し始める。さらにスピロヘータが放出するケラチン融解性毒素がメタメトキシキラル細胞とシドロモチルドロゲン抗体の活動を停止させ、速見かつみは元の男への変貌を開始するのだ。しかし、その際、プリミールホルモンの一部が核プリミール酸アラミドとして脳内に残る為、速見かつみは美少女であった時の記憶をなくすと共に、知識や以前の記憶の一部をも永遠に失うのであった。

<おしまい>

(20041123 TS&MCに投稿作として掲載)
(20050816 再生TSとしてあむぁいおかし製作所に掲載)
(20240409 あむぁいおかし製作所(二代目)に引っ越し)

投稿者 amulai002

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