【再掲TSF小説】OUT OR SAFE!?

2024年12月29日小説

2006年5月21日ごろに旧あむぁいおかし製作所に掲載した作品。挿絵はまる。さん!2024年12月20日発売のフルプライスTSエロゲ 「俺(♂)はメイド(♀)にさせられて、可憐なキューピッドに弄ばれる」の原画担当!

「では、新入社員歓迎会恒例、野球拳~!どんどんどん!ぱふぱふ~」
君島さんの司会で場が一気に盛り上がる。
や、野球拳~。
って、アレですか?脱ぐやつですか?
「新人どものお相手はっ、秘書課のインテリ巨乳!沢田真知子さんに来て頂いてますっ!」
「う、うおおおおおっ!」
え。うそっ。
湧き上がる歓声っ。
ぼくは目を疑った。
秘書課一番の切れ者にして、やはり一番の巨乳の持ち主、真知子さんが突然、飲み会の席に現れたのだ。しかも、制服姿でっ。
ああっ。
真知子さんは相変わらずの理知的なお顔で壇上に立ち、ぼくたちを見渡す。
「よろしく」
クールなお声が良い。
って、なんで真知子さんが野球拳なんかにっ?
ぼくは口をぱくぱくさせる。
「さぁ、チャレンジャーはいないのかっ?」
司会の君島さんの声にぼくは勇気を振り絞って手を上げる。
「あ、あのっ」

「おっしゃー、チャレンジャーは小岩井に決定ー!」
「うおおおおおーっ!」
異様に盛り上がるみんな。
「い、いや質問なんですけど」
「がんばれー、小岩井!」
「やれー」
ぼくの言葉は応援にかき消される。
「よろしくね、小岩井くん」
差し出される真知子さんの腕。
ぼくは思わず握手してしまい。
ああっ。
ぼくは壇上に引き上げられる。
ああっ。なんでこんな事に。
「積極的な子って好きよ」
真知子さんの言葉にぼくは顔を赤らめる。
「でも、手加減はしないわ」
なにやら電卓で計算していた君島さんが顔をあげて宣言する。
「さぁ、始まりました本日のメインイベント。野球拳っ!赤コーナー!IQ153にして、バスト97~!アンバランスな魅力を制服に押し包んだ秘書課の無敵のチャンピョン沢田真知子ー!萌え指数は1500!一方、チャレンジするのは営業部新人、小岩井ーっ!童顔がその筋のお姉さんに評価の高い萌え指数250-!」
なんだその萌え指数ってのは。
「ルールは普通の野球拳っ、さあみなさんご一緒に。やぁきゅう~(以下著作権に配慮して自粛)」
ああっ。始まってしまった。
しかし、これはチャンス。
憧れの真知子さんの裸を真近で見るチャンス!
恥じらいの表情なんか見れたりしたら。したらっ!
いやいや、そこまで脱がしたらまずいか?まずいよね?
ヨヨイのヨイ!
ぼくのパーに対し、真知子さんはチョキ。
くっ。
「さぁー脱いで脱いでー」
みんながはやしたてる。
ぼくはしゅるりとネクタイを外し、次は何を出そうかと考える。えーっと、さっきは真知子さんはチョキだったからー。
「おい、小岩井。もっと脱がなきゃ駄目だ」
「へ?」
ネクタイは駄目ってこと?
んーと、それじゃあ……靴下?
ぼくはしょうがないので足をあげて靴下を両方脱ぎ捨てる。
「……では気を取り直して……」
「おいおい。まだだって。レートを聞いていなかったのか?沢田さんの萌え指数は1500でお前は250。よって比率は六対一だ」
「えーっと?」
どういう事?
「彼女の服とお前の服が等価な訳無いだろう。当然、補正が入るんだよ。彼女の服一枚とお前の服六枚が等価と計算されてるんだ」
「あ、なるほどー、って六枚ぃ?」
「ぬーげ。ぬーげ。ぬーげ。ぬーげ!」
いつの間にか観衆が暴徒と化している。と、とほほー。
俺は雰囲気に負けてYシャツのボタンを外し始める。
そしてYシャツを脱ぎ捨てる。
君島さんから演技指導が入る。
「もっと色っぽく脱げ!お前は一応萌え指数250にレーティングされてるんだからな。そんなんじゃもっとレートを下げる必要が出てくる」
「そ、そんなぁ」
本気で困る俺に「そうそう、その調子」と野次が入る。
ぼくはなるべく色っぽく見えるようにポーズをつけながらシャツを脱ぐ。
「いいぞー」
「がんばれー」
「こいわいくんかわいいー」
熱狂的な雰囲気に押されてぼくはかちゃかちゃ言わせながらズボンのベルトを外し、ゆっくりとズボンから足を引き抜く。
「ひゅーひゅー」
そして、ぼくはいよいよボクサーパンツに手をかけ……あれ?
「あ、あの。六枚脱ぐんでしたっけ?」
「おう」
君島さんが答える。
「ネクタイと靴下とYシャツとシャツとズボンとパンツ……ぼくはもう負けちゃってたんでしょうか?」
「うむ。そうなるな」
「ああ。そんなぁ」
ぼくなんかが真知子さんに戦いを挑んだのがそもそも間違いだったんだ。ぼくはパンツ一枚でへなへなとしゃがみこむ。
「まぁ、負けは負けだ。ちゃっちゃっと全部脱げ」
「勘弁してくださいー」
全部脱ぐのか?体育会系なのか、この会社は?真知子さんがそこにいるのに?
「あったり前だ!沢田さんだって負ければ全部脱ぐんだ!なんでお前が脱がずに済むんだ!ふざけんな」
「ううっ。わかりました」
ぼくはのろのろと立ち上がり片手で前を隠しながら最後の一枚を脱いだ。
「なかなか良い勝負だったわ、小岩井くん。次に戦えばどちらが勝つか分からなかった」
真知子さんが手を差し出して握手を求める。ど、どうしろとおおお。
「もう二度とやりたくありませんよぉ」
泣き言を言うぼく。
ぱしんっ、と小気味よく音がなってぼくの頬がぶたれた。
「新人の癖にたかが一回負けただけでもう弱音?そんな根性でよく手をあげたわね」
たかが一回じゃんけんで負けただけで全裸に剥かれると思う方がどうかしてるよー。
「おい、小岩井。ここまで言われて引っ込むのか?もう一回チャレンジしないか?」
「もう一回?」
「わたしはいつでも挑戦は受けるわ」
胸を張って言い放つ真知子さん。……よく考えれば。ぼくはもう全裸になっちゃってる訳でたとえ次負けてもなんのリスクも無い訳で。
「わかりました」
ぼくはこくりとうなづく。
「その意気だ」
「さすがね、小岩井くん。わたしのターゲット……じゃなかった。ライバルと見込んだ子だけの事はあるわ」
なにやら電卓で計算していた君島さんは顔をあげて宣言する。
「よし、今度の小岩井の萌え指数は750に大幅アップだ!やったな。これで勝つチャンスが三倍にアップだ」
おお!?それなら。

「やきゅうけん~(略)」
「あ、ちょっと待ってぼくまだ裸なんですけど?」
「いいからいいから」
誰かに背中を押される。
「気にすんな」
「ヨヨイのヨイ」
あっと、出さなきゃ。

ぼくはグーで彼女はパー。あちゃー。

「いえー!」
「やったー!」
異様に盛り上がるギャラリー。
「んーじゃあ。小岩井くんにはバニーガールになってもらおうかな」
「ひゅーひゅー!」
「バニーガール!ブラボー!!」
ぼくの手にパンティとブラジャーが渡されてようやくぼくは事の重大性に気づく。
裸のぼくに女物の下着。
「なななななな何これ?しませんよ?ぼくは女装なんてしませんよ?」
「何言ってんだ。今さら」
「酒がたらねーんじゃないか?」
「よし、飲ませろ」
ぼくは全裸のまま押さえつけられてお酒を飲まされる。このお酒きつっ。ぐるぐるぐるぐる目が回る。
「やめ、やめて下さい。着ますっ。着ますからっ。げほっ。ごほっ」
き、気管に入った。
「もう、小岩井くんったら。お酒に弱いのね」
背中を真知子さんがさすってくれて、ぼくは少し回復した。
はぁはぁ。いけないんだ。お酒を無理やり飲ませたら駄目なんだよ。死んじゃうときもあるんだよ。
「分かれば良いんだ。分かれば」
「ううー」
「そうよ、小岩井くん。さぁ、がんばって萌え指数750に恥じないお色気を見せるのよ」
「あああ。そんなー」
「そうね。武士の情けよ。すね毛が有るとみっともないから剃ってあげるね」
「ええっ!?」
「ちゃんと押さえといてね」
「はいっ!」
ぼくはみんなにがっちりと押さえられてしまって。真知子さんはぼくの顔を逆さから覗き込む。巨乳が目にまぶしい。にぃと笑った真知子さんはそのままぼくの上半身をまたいで、ぼくの胸に腰を下ろしてしまう。
「ひゃああ」
ふわっと下ろされた腰はふあふあしていて。彼女の匂いがとても良くって。彼女がぷしゅーっとシェービングクリームの泡をふき出し、ひんやりとした感覚がぼくの足を襲う。真知子さんは剃刀を使ってぼくのすね毛を全部剃ってしまった。ぼくの身体に乗って一生懸命に動く真知子さんを見てると何故だか勃ってしまって。真知子さんの手が大事なところを隠しているぼくの手にそっと伸びて優しく引き離されて。ぼくが頬を染めているうちにその手も手首のところをがっちり誰かに押さえられてしまって。必死に止めてって言ったのに。真知子さんの指が伸ばすシェービングクリームがひんやり刺激的でとっても気持ちよくって。訳がわからないうちに陰毛も全部剃られてしまった。
「ほーら。すべすべー」
真知子さんの指が剃ったばかりの痕をなぜる。ぼくは思わずうめき声をあげて。ちょっと痛くて血が滲んでしまって。
「あら。痛いの?ごめんね。クリーム塗ってあげるね」
優しく振り向いて笑った真知子さんにぼくが少しおびえて頷くと、彼女は白いクリームをたっぷりと指につけて、ぼくの傷跡に丁寧に優しく塗りこんでくれた。傷は大した事無かったからすぐに血は止まったんだけど、真知子さんはそれからも何度も何度もクリームを手にとってはぼくの睾丸やペニスまでそのクリームを塗りこんでいった。ぼくはペニスがむずむずしてしまって。みんなの見ている前でこんな綺麗な女の人に弄られているなんておかしくって。こみ上げてきたけど、みんなの見てる前で出しちゃうなんてとんでもなくって。だからぼくは必死に我慢してたんだ。
「はい。おしまい」
もう少しで出しそうになってて。先っぽからちょっとだけ漏れ始めてて。
「ほーら、生まれたままみたいになったよー」
勝ち誇った真知子さんの言葉攻めがとっても恥ずかしくって。ぼくはやっと解放してもらってのろのろと身体を起こした。
「さあ、これを着けなさい」
真知子さんの命令にぼくは立ち上がって片足をあげてそっとそれに足を通す。ひんやりとした可愛いデザインの柔らかいショーツ。ぼくはゆっくりとそれをずり上げていく。
「ひゃあ」
冷たくって声が出る。真知子さんがショーツの上からぼくの股間をなぜる。
「男でも外からじゃ分からないようにゲルが入っていて型崩れしないのよ」
「ううっ」
確かにみっともなく膨れ上がるかと思われたぼくの股間はスムーズな曲線を描き、そこにアレが入っているなんて思えない。
「さあ、手をばんざいしてー。そうそう」
「あっ」
ブラにもゲルが入っているのかひんやりとしてぼくの胸に密着する。カチッっとホックがはめられて、ぼくはブラとパンティーをつけられてしまった。なんとも情けない。膨らんだ胸に違和感があって。ぼくは片手で前を隠す。
「じゃあ次の勝負ね」
ほんとうは逃げ出したかったんだ。でも、こんな格好で逃げる訳にもいかず。ぼくは震える手でパーを出した。
彼女はやっぱりチョキだった。
……勝てる気がしない。
ぼくは長い髪のカツラをかぶせられた。そして網タイツをはかされた。つるつるになった脚は引っ掛かりも無くって。ぼくは初めての感覚に震えた。
とんでも無いことになった。こんな目にあうなんて考えてもいなかった。
次もやっぱり負けてしまった。何を出しても勝てる気がしない。
ぼくはコルセットを付けられた。思いっきりみんなが紐を引っ張ってぼくは痛みに声を上げる。すごく苦しいけど、「みっとも無いのは嫌でしょ」って言われてぼくは頑張って。だから、バニースーツは思ったよりかっこ良く着れたんだ。
コルセットが苦しかったからぼくはもうこの拷問が早く終われば良いって思った。だからよく考えずにパーを出したんだ。もちろん、考えようが考えまいがやっぱり真知子さんには勝てなくって。よく考えたら引き分けすら一度も無くって。
ぼくはハイヒールを履かされた。ふらふらと不安定なぼくはちょっとよろけちゃったけど。それでもこのゲームがもうそろそろ終わりそうなんで、かえって気が楽になってきた。パチン、パチンっと腕にボタンカフスが取り付けられる。首にはカラーと蝶ネクタイ。そして、ウサ耳。アクセサリーフル装着。ぼくは完全にバニーガールになってしまった。真知子さんがぼくの唇に紅を引き、アイシャドウを施す。差し出された鏡に映ったぼくは意外にもとっても似合ってて。それが返って恥ずかしさを引き出した。
「結構気に入ったでしょ?」
図星を指された気がして一瞬言葉に詰まる。
「ねぇ、本当に可愛いわ。女の子より可愛いよ。とっても似合ってる」
ぼくはなんだか本当にそんな気がしてきて、頭がまたくらくらして来た。
「さあ、もういいでしょ。ぼくの負けですよ。負け」
「……まだよ」
え?
「……なんで?」
「まだ完全なバニーガールになってないからよ」
ぼくは首を傾げる。
どこからどう見ても、ぼくはセクシーでキュートなバニーガールなんだけど?

amai.jpg

「確かにあなたの付けた下着に仕込んだ女性化ホルモン入りのゲルはあなたの皮膚から侵入してあなたの身体を女の子に変える。その服を脱がなきゃその進行は止められない。でも、心がまだ男の子のまま。だから、あなたには女の子の心を、バニーガールの心を受け取ってもらう。発情期のウサギちゃんの心をね」
「い、嫌だよ。大体、そんなのどうやって……」
「ねぇ、気づいてた?さっきからあなたパーしか出してない。あなたが飲んだお酒、被暗示性を高める効果があるの。あなたは今後、一生じゃんけんでパーしか出せないの」
「そ、そんな馬鹿な……」
身体が震える。そんな事ありえない。そんなこと……
「じゃあ、最後の勝負、いこっか?」
「やきゅうけん~♪」
嫌な歌だ。とてもとても嫌な歌。なんだか泣けてきた。でも、じゃんけんはしなくちゃならなくって。彼女はこれ見よがしにチョキを見せる。ああっ。駄目だ。パーを出したら駄目。だしたら……でも、ぼくはどうしても指に力が入らなくって。ふらふらと広げた手を出してしまって。
「あら。やっぱりあたしの勝ちね」
だから。ぼくは女の子の心を。受け入れなくっちゃ……
足がふらつくのはハイヒールのせいだけじゃない?よろけたぼくは真知子さんにつかまってしまう。巨乳にもたれかかってしまう。真知子さんの手がぼくの頭を撫でる。
「あなたは女の子。バニーガールの女の子。Hでキュートで淫乱で。とっても可愛いバニーちゃん。あたしの言う事は全部従っちゃうの」
ああ、言わないで。そんな事。
「ぼ、ぼくは……」
「あ・た・し。あなたは女の子なんだから」
「あ、あたしは女の子になりたく……」
「あなたは女の子になりたいの。声も変えてあげるね」
真知子さんの腕があたしの襟に伸びて首がきゅっと絞まる。
「あ、何?」
こ、声が変?
「ほらね」
「あああ」
あたしはしくしく泣いていた。何が悲しいのか分からない。
「泣かないで。良い子良い子」
真知子様の声が心地良い。
「そうだわ。あなたはこれから一生じゃんけんで負けたら何でもその人のいう事を聞きなさい」
「そ、そんな……」
あたしは何故だかとっても怖くなって。でも、真知子様の命令だから聞かなくっちゃいけなくって。
「嫌なの?」
「はい。お願いです。それだけは……」
「そう。じゃあ、じゃんけんで決めましょう。あなたが負けたら諦めてね。それで良いでしょ」
「は。はい」
それならしょうがないです。
「じゃんけんー」
あたしの一生を賭けたじゃんけん。でも、あたしの出したのはパーで。真知子様のチョキに勝てなくって。だから、あたしは今後はじゃんけんで負けたらその人の言う事をなんでも聞かなければいけなくなったの。
「どうしましょう。あたし、じゃんけん弱いのに……」
「大丈夫」
真知子様があたしに微笑みかける。
「あたしが守ってあげるわ。だって、あたしじゃんけんには自信があるの」

<おしまい>

小説

Posted by amulai002