男二人で たんたんとご飯食べたりするだけの本 ※レビュー追加
男二人でたんたんとご飯を食べるだけの本 Vol. 1～4総集編 メロブ
聖典館殺人事件さんからレビュー頂きました！
「ごく普通のメガネ男子ハヤトと、その相棒的友人アオイの日常を描く森越一さんの長期シリーズで、現在、ニコニコ静画とピクシブで75話まで連載されています（サブタイトルには多少の表記ゆれがあります）。紙の本としては「8」までが出ており、1～4をまとめた「総集編Vol.1」とネーム本一冊があるようです。
タイトル通り、彼ら男二人が食事したり、どこかへフラリと出かけたりの日々が描かれるのですが、たった一つ風変わりなのが、さりげなくも良き相棒アオイが女装していること。それも第1話のラストで明かされ、それはハヤトにとっても唐突な出来事だったようです。そのあと淡々と描かれる物語は気の置けない同性同士としては理想的なものですが、ハヤトの姉から女の子と思われるほどのアオイの自然さが、何か危うさを感じさせます。二人はこのままの関係を続けるのか、ハヤトがついには感情を爆破させてアオイを押し倒す日が来るのではないか……思い余って作者にうかがうことまでしたのですが、当然返答いただけなかったのでした。なお、森越さんには『親友が好きだと気付いてしまった、今、今さら』という、まさに題名そのものの思いに揺れるTSっ娘が主人公の問題作もあり、こちらと併せて目が離せないところとなっています。」